
金券ショップなどで90%近い換金率で現金化ができるAmazonギフト券。
高換金率で人気の商品ですが、Amazonギフト券の現金化は違法という指摘も少なくありません。
そこで本記事ではAmazonギフト券の現金化に違法性はあるのか、現金化が違法になってしまう具体的なケースや注意点を詳しく解説して参ります。
Amazonギフト券の現金化は違法か?

結論から言ってしまうと、Amazonギフト券の現金化に違法性はありません。
購入したAmazonギフト券を転売して換金しても、罪に問われる心配は不要です。
ネット上では、Amazonギフト券の買取業者が「古物営業許可証」を取得していないため、Amazonギフト券の現金化は違法だとする意見もあります。
確かに金券ショップや買取専門店は古物営業許可証を取得していないと、違法な営業となってしまいます。
しかしながらAmazonギフト券は商品券ではなく、電子マネーに分類されるため、古物商には該当しません。
したがってAmazonギフト券買取業者は古物営業許可証を取得していなくても、違法ではないのです。
Amazonギフト券の転売目的の購入は禁止されている
Amazonギフト券の現金化は違法ではありません。
ただAmazonギフト券を現金化(=転売)目的で購入することは、Amazonの利用規約上で禁止されています。
転売目的のAmazonギフト券の購入が運営会社であるAmazonにバレてしまうと、購入したAmazonギフト券は無効になり利用することができません。
加えてAmazonアカウントが凍結されて、今後Amazon内で買い物をすることができなくなってしまいます。
くれぐれもAmazonギフト券を購入する際には、Amazonにバレないように注意が必要です。
過去に悪質業者が逮捕されたケースもある
Amazonギフト券の現金化は違法ではありませんが、過去にはAmazonギフト券の買取業者が逮捕されるという事件が起こっています。
2017年10月に起きた事件では、Amazonギフト券買取サイト「amachan」の管理人が架空請求で騙し取ったAmazonギフト券を買い取っていたとして逮捕されました。
被害総額は2年間でおよそ12億8000万円にも及ぶと言われています。
このようにAmazonギフト券の買取業者の中には詐欺業者や悪徳業者が少なからず存在しています。
Amazonギフト券を現金化する際には、くれぐれも気をつけましょう。
Amazonギフト券の現金化が違法になるケース

Amazonギフト券の現金化は違法ではありませんが、ケースによっては違法となってしまう可能性は否めません。
それはクレジットカードのショッピング枠現金化に、Amazonギフト券を利用する場合です。
クレジットカードのショッピング枠現金化とは、クレジットカードで購入した商品を転売し、ショッピング枠を現金化するという行為です。
クレジットカード現金化はカード会社の利用規約上で禁止されているだけでなく、「横領罪」と「詐欺罪」に抵触するのではと言われています。
それぞれ見ていきましょう。
①Amazonギフト券の現金化が横領罪になるケース
クレジットカードでAmazonギフト券を購入した場合、カード代金を支払うまではAmazonギフト券はカード会社に所有権があります。
そのためカード代金の支払い前にAmazonギフト券を転売してしまうと、許可なく他人の所有物を売り払ったとして「横領罪」になってしまうのです。
現在までにクレジットカード現金化を行なった人が「横領罪」に問われてしまったことはありませんが、Amazonギフト券を現金化する際にはこのようなリスクがあることを理解しておきましょう。
②Amazonギフト券の現金化が詐欺罪になるケース
前述の通りAmazonギフト券を現金化目的で購入することはAmazonの利用規約上で禁止されています。
またクレジットカード現金化はカード会社の利用規約上で禁止されている行為です。
その2点を承知しているにも関わらず、Amazonギフト券の現金化を行うことはカード会社とAmazonを欺いていることになります。
したがってAmazonギフト券を現金化しようとすると、「詐欺罪」に問われてしまうのです。
現実的には、転売目的のAmazonギフト券の購入を立証することが困難であるため、Amazonギフト券を現金化した方が「詐欺罪」に問われたことはありません。
それでもリスクがあるということは理解しておきましょう。
Amazonギフト券をバレずに現金化する方法

Amazonギフト券の現金化は違法ではありませんが、Amazonやカード会社の目に余るほどの現金化は「横領罪」や「詐欺罪」で立件されてしまう可能性があります。
そのためAmazonギフト券を現金化する際には、Amazonにバレずに行わなければいけません。
AmazonにバレずにAmazonギフト券を現金化するためには、以下の点にご注意ください。
- 大量にAmazonギフト券を購入しない
- 購入してからすぐに現金化しない(少し時間を空ける)
- クレジットカードでAmazonギフト券を購入しない
まとめ

Amazonギフト券を使えば、自分自身でクレジットカード現金化をすることができます。
Amazonギフト券の現金化は、違法ではありません。
ただ過去にはAmazonギフト券の買取業者が逮捕された事件もあり、またAmazonギフト券の現金化に全く違法性がないというわけでもないので注意してください。
特に近年では、AmazonがAmazonギフト券の現金化に厳しい姿勢を見せるとも言われています。
その影響からか、Amazonギフト券の買取を拒否する金券ショップも少なくありません。
高い換金率で人気だったAmazonギフト券の現金化ですが、徐々に現実的な選択肢ではなくなりつつあります。
現金化業者の利用も視野に
近い将来、Amazonギフト券の現金化ができなくなってしまうことは十分に考えられます。
そこでお金に困った時には、クレジットカード現金化の利用も視野に入れましょう。
クレジットカード現金化もAmazonギフト券の現金化同様に違法ではなく、安全にお金を手にすることができます。
特に現金化業者を利用すれば、自分で商品を用意する手間と時間を省くことができ、高換金率で現金化することも可能です。
お金に困った時に安易にAmazonギフト券の現金化に手を出すのではなく、クレジットカード現金化の利用も検討してみましょう。